メスティンで絶対失敗しない白米炊飯!放置するだけの神手順
メスティン 炊き 方の極意を知るだけで、野外で味わう白米の感動は別物になる。近年、飛躍的な拡大を続けるアウトドアレジャー産業において、ソロキャンプを楽しむ人々の熱狂はいまや一時のブームから確固たるライフスタイルへと定着した。その火付け役となったお笑い芸人のヒロシによるYouTube配信や、人気アニメ『ゆるキャン△』の影響は今なお色濃い。彼らの手元で異彩を放っていたギアこそが、スウェーデンの老舗ブランド「トランギア (Trangia)」の名品、アルミ製飯ごう「メスティン」だ。
熱伝導率が高いアルミ素材は全方位へ均一に熱を伝える一方で、野外の風や外気温に左右されやすい側面も持つ。動画サイトで様々な調理法が紹介される現在でも、「焦げ付いた」「米に芯が残った」という失敗談は後を絶たない。しかし、基本となるメスティン 炊き 方のロジックさえ押さえれば、誰でも一粒ひと粒が立った究極のご飯を炊き上げることができる。
絶対失敗しないプロの裏技!固形燃料と「自動炊飯」の最適放置時間

メスティン愛好家たちの間でなかば常識となっているのが、火加減の微調整を一切必要としない「自動炊飯」という手法だ。これを実現するのが、ポケットストーブの代名詞である「エスビット (Esbit)」などの小型コンロと、1個あたり約25gの固形燃料である。
25gの固形燃料は、点火してから鎮火するまでおよそ18分から20分間燃焼し続ける。この燃焼時間と火力が、1合の白米を炊き上げる熱量と完璧に合致するのだ。火を着けたらあとは文字通り放置するだけ。途中で蓋を開けたり火力を強めたりする必要は全くない。初心者でもプロ並みの炊き上がりを再現できる、まさに理にかなった裏技と言える。
ただし、放置時間の計算には消火後の「蒸らし」が含まれる点に注意したい。火が消えた直後のメスティンは内部に蒸気が充満しており、ここから15分ほど保温しながら放置することで、米の芯まで水分が行き渡り、ふっくらとした歯ごたえが生まれる。この「燃焼20分+蒸らし15分」という放置時間こそが、絶対失敗しない自動炊飯の黄金比率だ。
吸水こそが勝負の分かれ目!ふっくら白米を仕上げる事前準備

自動炊飯を成功させるための前段階として、決して妥協してはならない工程が「吸水」だ。研いだ米を水に浸す時間を惜しむと、どんなに火加減が完璧であっても米の芯が硬く残ってしまう。
水加減の目安は、米1合(約180ml)に対して水200ml。メスティン内部にあるグロメット(取っ手を固定している丸いリベット)の中心線まで水を注ぐのが、野外でのスマートな計量法だ。そして夏場なら最低30分、冬場の冷水であれば1時間しっかり米に水を含ませる。米粒が透き通った白色から乳白色に変化すれば、準備完了の合図である。
トランギアだけじゃない!100均メスティンが生んだ空前の定着

元祖であるトランギア (Trangia) のメスティンは長年品薄状態が続くほどの大ヒットを記録したが、この調理器具を日常的なレジャーへと押し広げたのが「株式会社大創産業 (DAISO)」をはじめとする100円ショップの参入だ。
1.5合炊きの本家に対し、ダイソーが発売した1合サイズのコンパクトなメスティンは、ソロキャンパーや登山者のニーズに強烈にマッチした。手頃な価格帯で入手できるようになったことで、庭先でのベランピングや室内での炊飯実験など、キャンプ場にとどまらない多様な楽しみ方が広がっている。
蒸らしの精度を上げる!ひっくり返す裏技と保温グッズの活用
火が消えた後の蒸らし工程で、プロが必ず実践している裏技が「メスティンを逆さまにする」ことだ。本体をひっくり返すことで、底に溜まりがちな余分な水分が全体へ行き渡り、ご飯のムラがなくなる。
さらに、熱を逃がさない工夫も重要となる。タオルや巾着袋、あるいは保温性のある保冷バッグでメスティン全体を包み込むことで、内部の温度低下を防ぎ、蒸らしの効果を最大限に引き出すことができる。ひっくり返して15分間保温バッグの中で眠らせる——このひと手間が、ツヤと粘りのある最高の白米を完成させる。
白米だけじゃない!ソロキャンプを彩る極上キャンプ飯レシピ
メスティンによる炊飯技術をマスターしたら、次に挑戦したいのが絶品キャンプ飯の数々だ。基本の炊き方を応用すれば、具材と調味料を投入するだけで驚くほど豪華な一品料理が完成する。
例えば、焼き鳥の缶詰と塩昆布を米と一緒に炊き込む「鳥ごぼう風炊き込みご飯」や、トマト缶とツナ、コンソメを加えた「濃厚パエリア風ライス」などは、失敗が少なく満足度が高い。一合の米と固形燃料があれば、大自然の中でレストラン級の味わいを手軽に堪能できるのが、メスティン調理の醍醐味である。 (出典: メスティン 炊き 方(Yahoo!ニュース))